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埼玉県茂呂山町・ながせ幼稚園(2016年3月)

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東武越生線・武州長瀬駅から徒歩10分。活気ある昔ながらの長い商店街を抜けた田園風景の中にながせ幼稚園(磯哲也理事長&磯政子園長)がある。彼方には秩父の山々が見える。

ゆずの里として知られる毛呂山町は人口3万8千人。約120カ所の縄文遺跡が見つかった古い町だが、再開発が進んで駅周辺はすっかりリニューアルされた。越生線は沿線に城西大、明海大、東京国際大などが並ぶ学園路線でもあり、若者文化との融合も進んでいる。また武州長瀬駅は、1918年に武者小路実篤らが創設した自給自足の「新しき村」の最寄り駅でもある。

幼稚園の創設は1971年。シンボルはグリーンピース。屋根に時計台があるカントリーウェスタン風の園舎は0~2歳の認可保育所を包含する幼保一体型施設だ。幼稚園は本格的な“オープン・プラン・スクール”。壁だけで仕切ったクラスが並び、部屋の前は広い交流空間が延びる。クラスごとに歌やお絵かきをしたり、交流広場で協同製作やランチタイムを行ったりと、時間を置かずに、あるいは同時にダイナミックな活動を展開できるのが特長。サヤから飛び出したグリーンピースは、たくさんの友達と遊び、たくましく成長する。

園庭の中央にクライミングウォールがある。知恵と体力と根性を要するむずかしい遊具で、モニュメント化している幼稚園が多い。ところが同園の子ども達は先を争って毎日チャレンジする。これができれば銅メダル、ここまでなら銀メダル、そしてこれができれば金メダル!という具合に、プラスチック製の特製メダルと表彰状が園長先生からもらえるからだ。金メダルは年長さんでも至難の技だが、「よく頑張っているね、さあ金メダルまでチャレンジしよう!」という園長先生の笑顔と励ましが、子ども達の粘りの源泉である。

訪ねたこの日はたまたま節分。朝から鬼退治の気合いに満ちていた。豆まきは二部構成。各クラスを鬼方と豆まき方に半々にし、手作りのお面をつけた鬼方は園庭でウォー、ウォーと叫ぶ。テラスに並んだ豆まき方が「鬼は外!」と煎り豆をぶつける。鬼のリーダーは学園の理事長と保育園の園長。そしてもう一度、鬼方と豆まき方を交代して鬼退治を続ける。やがて福豆で邪気を奪われた鬼のリーダーが幼稚園の外に逃げ去った。

ながせ幼稚園ホームページ


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岩手県二戸市・まつのまるこども園(2011年5月)

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JR二戸駅から九戸城本丸跡に続くメインストリートは「しあわせ通り」と呼ばれる。そのちょうど中程、駅から10分ほど歩いた旧松の丸曲輪の跡地に、幼保連携型認定こども園・まつのまるこども園(國分一彦理事長&園長)がある。戦国時代、九戸城は東北随一の規模を誇り、江戸時代に盛岡城ができるまで南部氏宗家の居城として栄えた。

1979年創設の松の丸幼稚園と2006年創設の三歳未満まつのまる保育園が、通りをはさんで向かい合う。このふたつ合わせて、まつのまるこども園。市民のための“こどもの城”として町中に幸せを振りまいている。

モットーは「つよい子・やさしい子」。この言葉が園内のあちこちに掲示され、強い心と優しい心の連携が図られる。

訪ねたのは二学期最後の日。大漁旗や魚の彫刻など海のムードが香る幼稚園のホールでは終業式が、コミュニティルームでは翌年四月に入園する未就園児親子のクリスマス会が行われていた。アトラクションでダンスを披露したのは年少の女子。ママの膝の中にいる未就園児も1年後には素敵な演技を見せてくれるだろう。

最後は演技力たっぷりのサンタさんが登場。扮するのは保育園を担当する理事長の次男。未就園児の中には次男氏の娘もいたが、誰も気がつかない。というより「サンタが誰か?」なんて考えもしない年頃である。「2歳、3歳の頃のクリスマスが一番しあわせだ!」と改めて思ったものである。


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埼玉県・あずま幼稚園(2016年4月)

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幼稚園情報センターHP 表紙、2016年4月前半の「今月の幼稚園」は埼玉県草加市・あずま幼稚園(丹羽尊照理事長&丹羽義昭園長)。

日暮里駅から尾久橋通りの上空を音もなく走る新交通システム・舎人ライナー。その終着駅「見沼代親水公園」から歩いて10分。両側に小松菜、トマトなど新鮮野菜を首都圏に供給する近代農園が並ぶ新里街道。街道から直角に延びる松並木の突き当たりに浄土宗・西願寺と幼稚園がある。

日暮里駅から尾久橋通りの上空を音もなく走る新交通システム・舎人ライナー。その終着駅「見沼代親水公園」から歩いて10分。両側に小松菜、トマトなど新鮮野菜を首都圏に供給する近代農園が並ぶ新里街道。街道から直角に延びる松並木の突き当たりに浄土宗・西願寺と幼稚園がある。

春と秋に園庭でファミリーBBQが行われ、卒園児もたくさん集まってくる。今年の屋外食卓の話題はきっと動物王国だろう。

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あずま幼稚園では年に3回ほど、有志の保護者父親が集まって語り合う「オヤジの会」が開かれる。
土曜日の夕方、都合のつく時間にお父さんたちは三々五々と集まってくる。会費は500円。これで簡単な飲み物とツマミ類が用意されるが、お鮨やお酒を持参する人も多く、けっこう豪華な雰囲気になる。

話題は地域の活性化、幼稚園の支援などが中心だが、時には個人的な悩みを相談する人もあり、父親同士の懇親と絆は深まっていく。

あずま幼稚園HP

広島県・中野ルンビニ幼稚園(2016年5月)

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幼稚園情報センターHP表紙、2016年5月前半の「今月の幼稚園」は広島市安芸区・中野ルンビニ幼稚園(霊岳浩志理事長&園長)。
 
JR山陽本線の安芸中野駅から約1キロ。つづら折れの坂道を登った山の上に園舎がある。起伏を利用した砦のような園舎には、まるで海の中を泳ぐような螺旋階段がある。
 
創設は1950年。開園当初から三歳未満の保育園を併設する地域の子育て総合施設で、幼保一体化の先駆的施設でもある。駅の近くの古刹・専念寺(真宗本願寺派)が母体。お寺では保護者や卒園児のための各種カルチャー講座、ギャラリーもあり、地域の文化拠点になっている。
 
幼稚園にはオリジナルの教育メソッドがいくつもあるが、中でもユニークなのが体育館で行う“椅子体操”。傍らに置いた椅子を使いながら身体の柔軟性を鍛えている。
 
自慢のひとつが給食。ランチルームのテラスからは安芸の山々、瀬野川に沿う街並み、そして彼方に瀬戸内海も見える。園庭と中央広場(中庭)にはたくさんの桜があり、毎年4月初めは園児、卒園児家族のお花見で賑わう。
 
その中庭にはときどきドイツ製の模型列車が走る。ふつうより大きく、重厚で精密な列車。その走る様子を子ども達は見つめ、操縦する霊岳文悠先生(前理事長&園長)からドイツ遊学の体験を聞いて海外への夢を馳せたりする。

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▲斜面を生かして建つ頑丈な園舎。
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▲同園オリジナルの椅子体操。
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▲景色を見ながら食べるランチルーム。
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▲中庭を走るドイツ製のミニトレイン。

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