千葉市美浜区・こざくら第二幼稚園(2010年3月前半)

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幕張メッセまでは園バスで10分足らず。だから2年ごとの東京モーターショーには年中、年長さんが見学に出かけた。「未来の自動車」の絵を主催者にプレゼントしたことへのお礼の招待だ。たくさんの大人に混じって、晴れやかな自動車くんたちを見て回ったことは貴重な思い出になったことだろう。

Photo_2 その思い出づくりは2010年の第41回ショーで最後になった。会場が東京に移ったからだ。しかし同園の子どもたちが描き残した未来のコンセプトカーは、これから続々と走り出していくことだろう。

Photo_3 お誕生会がちょっと変わっている。ホールでのお祝いセレモニー、プレゼント演目が終わると、子どもたちは園庭に出てくる。大きなバースデーケーキを真ん中に輪を作り、フォークダンスを踊るのだ。アンパンマン、カレーパンマン、メロンパンナちゃんも加わり、1月生まれから12月生まれまで、みんな一緒に喜び合う。その様子を鉄腕アトムとスーパーマリオが見つめていた。


青森県五所川原市・五所川原幼稚園(2010年2月後半)

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津軽の「ねぶた」は青森と弘前だけではない。五所川原にもある。高さ25メートルにもおよぶ「立ちねぶた」を引いて練り歩くので五所川原の街には電線がない。まるで江戸時代のような広い青空だ。そんな中、園庭にマイケル・ジャクソンのポップな音楽が流れ、朝のサーキットが始まった。

Photo_2 子ども達は下駄で走ったり鉄棒をしている。それも天狗様の一本歯だが、ふつうに動いている。これが足腰をバランスよく鍛え、強いお相撲さんを育てるのかも知れない。

Photo_3 横綱旭富士などを輩出した相撲名門校・五所川原商業高校の付属なので広いグランドが共用でき、高校生が使っていないときに伸び伸びとマーチングの練習ができる。演奏曲目は朝聴いたのと同じマイケル・ジャクソンの曲だった。

※グランドの奥に見える建物が五所川原商業高校。手前に幼稚園の園舎がある。


北海道函館市・ききょう幼稚園(2010年2月前半)

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自動車と列車と動物が大好きな幼稚園である。この大型ハシゴ車のほかに公道を走れる消防車とベンツのリムジンがある。お誕生会のあと誕生児はリムジンに乗り、園長先生の運転とガイドでミニ観光を楽しむ。

01_2園庭には青函トンネルを走ったドラえもん列車や懐かしい特急列車が並び、中は保護者ルーム、写真閲覧室、アフタースクールなどに活用されている。その合間で犬、馬、ガチョウ、ミニ豚などが子ども達と遊ぶ。

Photo_9 モンゴル、台湾、ベトナム、ラオスなどアジア各国の幼稚園教師が入れ替わりにやってきて視察や研修をする幼稚園でもある。日本の幼稚園文化はここを窓口に世界に広がっている。おかげで子ども達は各国の民族音楽、民族料理が楽しめる。

※小さい消防車といっしょに写っている女性はベトナムとモンゴルの幼稚園教師。

※なぜベンツのリムジンがあるのか?その理由などの記事を『月刊・私立幼稚園』の“コラム”に、また地引き網漁に取り組む園児の記事を“幼稚園レポート”に掲載してあります。


川崎市麻生区・柿の実幼稚園(2010年1月)

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日本一園児数の多い幼稚園である。小田急線「柿生」駅周辺の人々は「うちの町には日本一の幼稚園がある」と自慢する。その町をいつもきれいにしようと、園児親子は年に3回、「地球の大そうじ」を行って町の隅々から空き缶や廃棄物を拾い集めてくる。広い敷地に園舎が七つ。ようやくこれだけの先生に集まってもらえたが、実際の先生の数はこの3倍はいる。

Photo_6 ネーミングの幼稚園である。建物、壁、池、水車から園庭のベンチにいたるまで、すべてに名前がついている。「ヒトを大事に、モノを大事に」の精神にあふれている。

Photo_7 園内のあちこちに、彫刻家しまずよしのり氏の作による森の精の像がある。お地蔵様やマリア像のある幼稚園とはまた違う雰囲気が漂い、子ども達は森の精のやさしさから見えない何かを見つけ出す。

※同園には音楽好きのお母さんたちで構成する本格的なオーケストラがあります。そのファミリーコンサートの様子を『月刊・私立幼稚園』の“実況中継”に掲載してあります。 


岩手県奥州市・あけぼの幼稚園(2009年12月後半)

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JR水沢駅のすぐそば、水沢グランドホテルの隣にある小さな幼稚園。そこは子どもの楽園、お釈迦様の生涯を描いた祈りの広場。型破りな園長と優しい先生、赤い消防車とポストもある。駅前商店街再生への拠り所として期待される幼稚園でもある。

折しもこの日は園長先生の叙勲祝賀会の翌日。子ども達がみんなで作った園長先生の肖像画がプレゼントされた。「これが何より嬉しいプレゼントだ」と園長先生は声を詰まらせ涙をにじませた。まさに鬼の目にも涙だった。そこで肖像画を抱えた園長先生の周りに子ども達に集まってもらい、もう1枚の記念写真を撮った。

※同園の山折昭麿園長の波乱万丈な人生を綴った記事を『月刊・私立幼稚園』の“私幼人生録”に掲載してあります。

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埼玉県宮代町・姫宮成就院幼稚園(2009年12月前半)

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春日部成就院幼稚園の姉妹園として東武伊勢崎線で春日部駅から北に二つ目、姫宮駅の近くにあるのが同園。近くといっても駅から20分ほど歩く。おかげで周囲は田圃と畑ののどかな田園風景が広がっている。

Photo_3 そして幼稚園の中でもバケツやプランターでのEM農法の稲作があり、動物、昆虫のふ化・飼育が盛んに行われている。恵まれた環境の中にあるからこそ、農業や自然のことをもっとよく知ろうというのが基本方針のひとつだ。

Photo_4 ところが園舎内に入ると外の雰囲気とガラッと変わって、映画「ウェストサイド物語」を思わせる街並みが壁に描かれている。この内と外のギャップが訪れる人を驚かせてくれるが、きっと子ども達の中にも面白いコントラストが生まれていることだろう。


山梨県南アルプス市・小笠原幼稚園(2009年11月後半)

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毎年5月の連休明け土曜日に行われる「花まつり」。隣の浄土宗・源然寺の本堂には園児と保護者だけでなく、3月に卒園した1年生もほぼ全員顔をそろえる。だから同園の子ども達はお釈迦様のお誕生日を計4回お祝いすることになる。

Photo_2 園長先生のお話を聞いた後、順番にお釈迦様の像に甘茶をかけてあげ、自分達もお茶をいただく。ヤマアジサイの葉を天日干しして作った甘茶は本当に自然の甘さに満ちていて美味しい。

Photo_3 お茶の後は、同園の卒園児でインド舞踊の第一人者である内藤春香さんが、日本ではなかなか見られないインド古典舞踊を披露。そのエキゾチックムードに子ども達は魅せられた。それに応えて、1年生はみごとなマーチング演奏でお釈迦様のお誕生会を締めくくった。

※同園の「はなまつり」の様子をまとめた記事を『月刊・私立幼稚園』の“実況中継”に掲載してあります。


東京都稲城市・矢の口幼稚園(2009年11月前半)

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京王線「京王よみうりランド」駅からJR南武線「矢野口」駅まで続く商店街の中にある幼稚園。だから商店会のイベントは同園のホールを利用することが多い。稲城の夏の風物詩になった阿波踊りには同園からいくつもの漣が参加する。隣のスーパーが閉店した後はそこを借りて保育所を開設し認定こども園になった。まさに地域おこしの拠点になっている幼稚園だ。

Photo_5 この日は入園式。式が終わっても新入園児はなかなか引き上げない。幼稚園がすっかり気に入ってさっそく園庭の遊具を自分のものにしている。その様子を見守るお父さんたちもじっくりと園内の様子を観察している。ここの幼稚園はキャンプ、森づくり、カレーパーティなどお父さんもたっぷり遊べる幼稚園だからだ。

Photo_6 揃いのユニフォームもあるチチクラブの代表が「子どもと一緒に幼稚園ライフを楽しみましょう」と入園式で歓迎の挨拶をした。やがて最後のわが子が卒園するときは「お母さんお父さんの卒園パーティ」もある。それはそれは感動一杯のパーティである。(卒園パーティの詳しい様子は『月刊・私立幼稚園』幼稚園レポートを参照ください)


埼玉県戸田市・つつじ幼稚園(2009年10月後半)

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林立する高層マンションの間に建つ端整な幼稚園。隣にも向かいにもファミリーレストランがある親子エリアでもある。敷地を囲む生け垣はもちろん園庭の花壇も丹精に手入れされ、先生たちの行き届いた気配りが感じられる。

Photo 全体に大人ムードの幼稚園ではあるが、ちょっとレトロなレンガ造り赤門はご覧のとおりの子どもサイズ。中は子どもだけの楽園であることを暗示させる。だからわが子を送ってきたお母さんも、通りがかりの人も、つい生け垣の隙間かっら中の様子をのぞき込んでしまう。

Photo_2 職員室から2階に上がる階段の壁には先生方のための図書コーナーがある。専門書だけでなく文芸書、旅行記、ビジネス書にも親しんで人間の幅を広げてほしいという、旅行好き園長夫妻の願いがこもった推薦図書だ。


千葉県船橋市・健伸行田幼稚園(2009年10月前半)

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広々と緑ゆたかな行田公園と高層住宅が林立する行田団地の間にある幼稚園。住宅棟の上から扇形園舎がよく見える。先生と子ども達の動きもよく見える。
でもそこからどんなに大声で呼んでも誰も気がついてくれない。声は上から下には流れないのか、いやみんな自分の遊びに夢中になっているのだろう。

Photo_2 姉妹園の健伸幼稚園が広域型&未来先取りタイプと見られているのに対して、こちらは地域密着型&伝統的オーソドックスタイプと見られている。しかしひとたび足を踏み入れると、健伸独特の濃密な空気に満たされている。

先生たちの写真は卒園式が終わったときのものだが、その卒園式、赤絨毯が印象的だった。

Photo_3 唯一の気がかりは同園の主とも言える大きな陸亀に名前がないことだ。だから子ども達は「カメさん」「カメちゃん」と呼ぶ。同園出入りのカメラマン氏も皆から「カメちゃん」と呼ばれているので、ちょっと紛らわしい。


富山県射水市・第三あおい幼稚園(2009年9月後半)

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きときとな園児の歌声が園内に響いていた。富山弁の「きときと」は「生き生き」の意味だ。背筋を伸ばし、口を大きく開ける歌声はキレイに澄んでいて、「あれ、ここ本当に幼稚園?」と思ってしまう。
園長先生も歌が大好き。「だって幼稚園は朝からお帰りまで歌で挨拶するんだ。上手に歌えなきゃ楽しくないよ」と言う。

Photo_3 園内は、階段も廊下もたくさんの鉢植え観葉植物で飾られている。幼稚園では珍しい光景だ。「誰がお世話を?」と訊くと、定年退職した先生が定期的にやってきて面倒見ているという。自分は辞めても植物はいつまでも現役というわけだ。しみじみする話である。

Photo_4 訪ねたこの日は2月のお誕生会。誕生児のお母さんが、みんなの前でわが子に愛情一杯のお祝いメッセージを読み上げた。感動のドラマだった。部屋に戻った子ども達はお誕生会委員会のお母さんたち手作りのケーキを食べる。

「やっぱりこのケーキが最高だな」と超辛党の園長先生が目尻を下げた。その上田晃道園長(前列中央)は2009年7月29日、ぽっくりと亡くなった。


神奈川県相模原市・相模ひまわり幼稚園(2009年9月前半)

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寒い朝、雑木林と草っ原と農園に囲まれた広い園庭で子ども達はかけ回っていた。遠くに丹沢連峰も見える。時代は変わってもやっぱり子どもは風の子だ。

Photo その元気の素はお母さんが毎日作ってくれるお弁当と見た。訪ねたこの日は、年少さんと年中さんの12月のお誕生会。誕生児のお母さん達も自分のお弁当を持ってきてクラスで一緒に食べた。このうえなく美味しそうだ。

002 誕生会の演し物では大柄な副園長が黒づくめのギャングに扮し、小柄な女の先生がスカートをはいたサンタさんで登場した。白いヒゲも生やしている。子ども達の頭に?マークが浮かんでいた。逆にすればいいのにと思うが、そうしないのが同園の奇想天外ぶり。それがまた子ども達の発想を広げるのに貢献しているのだろう。


埼玉県春日部市・春日部成就院幼稚園(2009年8月)

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創立45周年を機に建て替えられた三代目園舎は見るからに頑丈だが、明るくてどこからでも園庭に出られる開放感がある。

Photo_8 写真は新しい園舎での最初の入園式が終わったときの先生方。
広い園庭は、お父さんたちの植え込み協力も得て全面芝生化が実現した。同じ敷地にサッカーグランド、温水プール、農園、保育所、ビヨトープがあり子育てドリームランドの様相にもなってきた。

Photo_9 園舎は変わっても玄関前の三仏像、園庭の横綱像はそのまま残り、子ども達を見つめ守り続けている。そんな仏さまに、園児親子は毎朝手を合わせる。


愛知県名古屋市・鳴海ヶ丘幼稚園(2009年7月後半)

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今年で創立50周年を迎えた同園。学校法人栄光学園の名のとおり創立当初からエコに関心が高かった。まるで園児が胸に名札をつけるように園内の樹木もすべて名札をつけている。
Photo_4 園案内パンフは樹木の存在と名前が細かく記され、まるで植物図鑑のようだ。だから同園の園児、保護者は樹木、花、鳥の名前をよく知っている。

もちろん太陽光発電もいち早く取り入れ、園内の使用電力の多くを賄っている。園バスはどれも二酸化炭素の排出量が少ない天然ガス車。車体の図柄も、市民に「温室効果ガスを減らそう」と呼びかけている。

Photo_5 モノを大事にしよう、使えるモノは最後まで使おうというモッタイナイ精神も旺盛で、職員室の前には保護者が作ってくれた「モッタイナイ婆さん」が立ち、子ども達と目が合うたび、「モッタイナイことをしちゃダメだよ」と呼びかけている。


大分県豊後大野市・どんぐり幼稚園(2009年7月前半)

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「幼稚園の子ども達はドングリの背比べ。その切磋琢磨から思わぬ才能と力が伸びてくる」と創設者はよく言っていた。創設者は剣道七段、後を継いだ娘は剣道四段。故郷の山河を愛し、日本人の心を大切にする「武士道」が子ども達にも受け継がれる。

Photo_16 ここの子ども達も鬼ごっこやカゴメカゴメなどの伝承遊びが大好き。これが始まると注目が高まり輪が広がる。大きくなった輪ははじけて、また小さな遊びが始まる。

そんなエネルギーを支えているのが、給食センターから届く美味しい昼食。マイ箸を使ってモリモリ食べる。

Photo_17 お帰りは一本の綱を先生と友達で握って歩く。「おつな」と呼ばれる独特のスタイルは街の時計代わりでもあり、一行を見かけた人達は「おや、そんな時間か」と言ってお茶を淹れる。そして子ども達に手を振る。


大分県大分市・富士見が丘幼稚園(2009年6月後半)

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いくらなんでも大分県から富士山が見えるわけではない。望む富士は豊後富士、由布岳である。「誠実・感謝・反省・報恩」が原点の幼稚園。裸一貫、地道な履物商から身を興し、皆に慕われて連合商店会長を務めた創設者の心根でもある。

Photo_14 雨でもサッカーができる雨天グランドの上にコミュニティルームと図書室があり、夢と冒険のステンドグラスの和室で茶道をたしなむ。隣接地にはお風呂完備の預かり保育棟もあり、幼稚園とは違う空間で、違う仲間と落ち着いた時間を過ごす。ハウスの名前はハリーポッターならぬ「ハリーのポケット」。

002 先生方の写真を撮るとき、二人の主任が研修に出かけていた。話を聞いて「うわ~ん、私たちも入れてほしかった」と追加の写真を送ってきた。これがその二人である。


山梨県中央市・わかば幼稚園(2009年6月前半)

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Photo_10 園庭の真ん中に立って見回すと、南に富士山、北に八ヶ岳、西に南アルプスそして東に大菩薩峠が見える。園舎の三角屋根の向こうに見えるのが八ヶ岳。和風庭園には小川が流れ、水車が回り、キノコの東屋がある。そこから眺める雄大なパノラマはまた格別だ。

この園庭で夏は父と子のキャンプが行われ、野外料理や竹とんぼ作りの技法が伝授される。

Photo_12 登園してきた子ども達は、まずは廊下に積まれたチラシ広告を何枚かつかむ。剣、手裏剣、飛行機、帽子、髪飾りなどその日の遊び道具を作るのである。こちらは先生から受け継いだ秘伝の製法だ。


栃木県下野市・むつみ愛泉幼稚園(2009年5月後半)

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同園のマスコットキャラクターはサンタさん。園舎の壁にはたくさんのサンタさんが描かれている。それもみんな裸の王様ならぬ「裸のサンタさん」だ。同園の子ども達は、安全な季節・日にかぎってのことではあるが、昔からハダカ保育で身体を鍛えているからだ。

Photo_3 そんなサンタ好きの幼稚園には、もちろん本物のサンタさんがやってくる。ハダカだからといって季節が逆な南半球から来るわけではない。フィンランド政府が派遣してくれる本当の本物サンタさんである。

ところがこのサンタさん、噂に違わぬ慌てん坊で、いつもクリスマス会の10日~2週間も早くやってくる。「うちの幼稚園に来るサンタさんは本物だから、慌てん坊なのは仕方ないの」と子ども達は、サンタさんのいないクリスマス会を楽しんでいた。

Photo_4 もうひとつ同園には「愛泉童子太鼓」という在園児から中学生の卒園児までで構成する和太鼓隊がある。

関東でその名が轟くどころではない。欧米や中国からも招待状が届き、NASAの宇宙センターで、スペースシャトルの無事を祈って演奏したことはつとに知られている。

クリスマス会の夕方も、太鼓クラブの園児たちが熱心に練習していた。その顔つき腰つきには第一人者の誇りがあった。


山形県山形市・南山形幼稚園(2009年5月前半)

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Photo_12 同園は南山形すくすく保育園と一体になった合築園舎。主な行事は保幼合同で行われる。その中で最大なのが餅つき大会。三俵(180㌔)の餅米をクラスごとに10台の臼でつく。園庭のあちこちから、「よいしょ、ペッタン」の声と音が競い合う。日本広しといえども、おそらく一番大きな規模だろう。

ひとつの臼で4回ずつつくが、最初の餅が出来上がると、それを高々と持ち上げた。来賓で来てくれPhoto_13 た多くの方々や近所の方々に献上するのである。まさにつき上げるの図である。地域との連携をはかる上で大事な儀式であることがわかる。

しかしお父さんたちの様子を見ていると、回数を重ねるごとに腰つきもつき方も上手になり、最後に出来上がった餅が一番美味しそうだった。


埼玉県川口市・北川口幼稚園(2009年4月後半)

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真言宗豊山派・大徳寺を母体とする幼稚園で、夏のお泊まり会は本堂の広間で眠る。この日は作品展。今年のテーマは「魔女」。魔女もドラキュラも遊びにくるお寺なのだ。先生たちの前に並んでいるのは年長さん手作りの毛糸の帽子。1月末、これをかぶってディズニーランドへ卒園遠足に行った。魔女に再会できたことだろう。

Photo_10 作品展が終わって父母が引き上げた後、新しいお客が1人、フラリと現れた。幼児造形の権威、平田智久教授(十文字学園女子大学・児童幼児教育学科長)だった。

平田教授はゆっくりと各展示室を回りながら、子ども達の作品を語り、展示方法や教師の表現力に厳しい指摘を飛ばした。幼稚園の作品展とは奥の深いものなのである。

Photo_11 平田論評とは別に面白いと思ったのは、廊下や階段の壁に、お母さんが拾った我が子のつぶやき、親と子の会話が貼ってあったことだ。つぶやく子どもも大したものだが、それを書き留めたお母さんのセンスも大したもの。なるほどこれも作品のひとつであると思った。


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