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新入園児のお弁当プラスアルファ

《 2010年4月1日 》

 お弁当のある園では、新入園児はゴールデンウィーク前後からスタートするところが多いようです。お弁当グッズの準備は終わりましたか? 入園式後に再度詳しい説明がある園もあるでしょう。今回は、長年“保育実習”を続けてきた経験を通して感じたことをお伝えします。

★お弁当箱の大きさに注意

1004a  最初のうちは「全部食べられた」という喜びを感じることが一番ですから、お弁当箱は小さめを選んであげたいものです。食が進むようになったら必要に応じて、おかず用、果物用と小さなタッパーを増やしていってもいいのです。もちろん、食べられる量に合わせて今後、お弁当箱を新調してもいいですね。卒園まで一つのお弁当箱で済ませようと大きいのを買い、少なく詰めようとすると中身が寄ってしまいます。

 園によっては冬場に保温器に入れてくれる場合があり、箱の素材をアルミ製などに指定されることもあるので確認しましょう。
 慣れなくて袋から出した途端に箱を落とすこともあり、散乱防止のためにはフタをかぶせるタイプ+ランチベルトがグッド。パチンと2箇所で留めるタイプでもランチベルトは必需品です。

 パチン型には、下から上に上げて留めるタイプと、上から下に下げて留めるタイプがありますが、お勧めは下から上げて留めるタイプ(留め具が箱のほうに付いているもの)です。留め具がフタに付いているタイプは、はずすときには下から上げてはずすことになりますが、下から上へ力を入れるのが苦手な子どもがいます。きつくて立ち上がって力を入れ、はずれた途端に下側(中身)がすべって、不幸にしてテーブルから落ちてしまうことがあります。
 パチン型なら、上留めでも下留めでも開け方を必ずおうちで練習してください。

 また、ランチベルトが箱の大きさに合っていない(きつい)と、はずしたときに勢い余って箱を飛ばしますから注意して。子どもの力ではずせるかどうか確認しましょう。
 新入園児で、わが子をとりわけ内気だと感じるなら、「うまく開けられないときは先生に手伝ってって言っていいのよ」と声をかけておきましょう。

★お箸&フォークのチェックポイントは

 お箸は手に合った長さで、先のほうに滑り止めの溝が切ってあるものがいいですね。竹や木製だとなおグッド。お箸もフォークも先が尖りすぎていないものを選びましょう。お箸だけを持っていくなら、ケースはスライド式のほうが長持ちします。パチン型は案外壊れやすいものです。

 新年中さんでまだお箸をうまく使えないお子さんもいると思いますが、年中の新年度からはぜひお箸も持たせましょう。周りの子どもがお箸を使っていることに刺激を受けて、使ってみたいと思うかもしれません。そんなときにお箸がないのは残念なこと。帰宅して、お箸を使った形跡があったら、「あ、今日はお箸を使ってみたの? 偉かったね」と褒めてあげてください。でも、褒めるのは初回の1回だけでOK。また、「うまく使えた?」などの質問は不要です。

★お弁当袋の形は子どもに合わせて

 お弁当袋はお箸やフォークセットも入る大きさで、洗いのきく素材のものを。きんちゃくのひも結びが苦手なら、マジックテープで留めるボックス型も便利です。袋でなく包みにしてランチョンマットを兼ねるようにする園もありますから確認しましょう。包むタイプの場合は、実際に使うお弁当箱を載せてみて、マジックテープの位置を決めてください。年中になって箱を新調したときも、テープの位置に変更がないかどうか確認しましょう。

★コップ袋が小さすぎませんか?

 お弁当の支度に手間取っている子どもをみると、たいてい、コップ袋からコップを取り出すのに時間がかかっています。袋の大きさがぴったりすぎて、大人でも出し入れに苦労することも。おうちで子どもにやらせてみて、サイズが適当かどうか確認しましょう。

★嫌いなものは入れないこと

 年少さんの目標は「残さず食べる」こと。食べ残す日が続いたら、量が多いのだと思って少し減らしましょう。帰宅後におなかが空いたと言う日が続いてから、少し量を増やすので十分です。
 みんなと一緒なら食べるかも、と嫌いなものをこっそり詰めるママがいますが、年少さんのチャレンジはおうちでにしましょう。

 そぼろなど、ポロポロこぼれやすいものは最初は控えたほうが賢明です。
 キャラクター弁当などオシャレなお弁当づくりに燃えるママもいますが、それが負担にならないようにしましょう。どの子もママが作ってくれたお弁当は最高なのですから。キャラクター弁当でなくても、信号カラー(青、黄、赤)が入っているお弁当なら、見た目も栄養面でも二重丸です。
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 お弁当づくりは最初は大変ですが、徐々に要領がわかってきて楽になると皆さんおっしゃいますから安心して。何年もたってから、「あの頃、よく頑張ったなあ」とひときわ大きな思い出になること請け合いです。年に数回しかお弁当を作らなかった私でさえ、そう思うのですから間違いありません(笑)。お弁当タイムの子どもたちの幸せそうな顔、顔、顔……。想像しながら作ってあげてくださいね。

 完全給食の園のママたちは、遠足や運動会などの折に、とびきり頑張って思い出づくりをしてください。

(文:西東桂子  絵:山本花子)

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