日記・コラム・つぶやき

今回の大震災で学ぶべきことは何か

2011年3月20日(日)

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 2月10・11日に神戸に行きました。訪ねた二つの幼稚園で聴いた年長さんの歌はどちらも「しあわせ運べるように」でした。16年前の阪神淡路大震災で傷ついた人々が、助け合って歩んできた姿を歌ったものです。

  震災を知らない子ども達ですが、歌には気持ちがこもっていて、実際にその姿を目の前で見ていながら、とても幼稚園児が歌っているとは思えませんでした。歌うたびに父母、祖父母らが涙する様子から地震の怖さ悲しさを、自分の心で感じてきたのだと思います。

 その1ヶ月後に起きた東北関東大震災。私は前日まで岩手・青森を放浪していながら難を逃れました。そこで出会った先生、子ども達の笑顔を思い出すと気がとがめてなりません。

  オーバーの襟を立て、背中を丸め、路地の角で私の後ろ姿をずっと見送ってくれた老骨の園長さん。駅まで自動車で送ってくれた副園長さんは、寒い中、窓を全開にして「また来てね!」と大きく手を振ってくれました。

  この痛みは死ぬまで持ち続けていきたいと思います。駅前通りの薄明かり、広々としたスーパーマーケット、銭湯通いの風流、一汁一飯の爽やかさ、これらの光景も決して忘れまいと思います。

 今回の自然災害が示した天の啓示は「おまえ達は大切な資源を見失っている。日本人には節約こそが最大の資源だ。それを思い出せ」ということだろうと自分なりに解釈しました。慎ましく生きていくことです。多くの命を犠牲にして届けられた啓示でもあります。それを実践し、伝えるために残りの命を捧げたいと思います。