« 2012年総選挙について | トップページ | 手術の話 »

サンタとヘルニア

2013年1月25日

昨年の12月23日、天皇誕生日恒例の「自治会・クリスマス餅つき会」でサンタさんを務めました。自分が会長だった14年間、お願いしたサンタさんは誰がやってもどこかイメージと違うので、元会長(=最高顧問)の特権として「私がやる」と娘に作ってもらった特製衣装でシャシャリ出ている次第です。

12122301

大人たちが餅つきの準備をしている間、子ども達(年少~小6)は約1時間、町内のゴミ拾いをして、終わったら自治会館の2階に集まります。やがて鈴ならぬタンバリンを打ち鳴らし、ジングルベルを歌うサンタさんが道を歩いてきます。大人たちは笑いをかみ殺し、子ども達は2階の窓から手を振ってくれます。

大きな子ども達には正体がバレているようですが、年少、年中さんの眼からは「ホントにサンタさんが来た!」という驚きと感動をありありと感じます。この瞳の輝きに出会うために1年間生きていると言えます。大きな子ども達も決して正体をバラしません。その優しさにも感謝です。

でも油断は禁物。我が家を出入りする姿を見られては、大きな子ども達の優しさも台無しですから慎重を期します。歩き始めると、ゴミ拾いをさぼった子ども達がゾロゾロついてきて、いろいろな質問をしてくれます。サンタさんとは、質問しやすい存在のようです。でもゴミ拾いをさぼった子どもにはプレゼントも餅の配給もありません。そこは無慈悲なサンタさんです。

子ども達の前でサンタさんは、イエス様伝説や「笠地蔵」などの昔話をしますが、「実はサンタさんの家は仏教(曹洞宗)なんだよね」と言って、お釈迦様のお誕生話も念入りにして、「4月8日も忘れないでください」と伝えます。子ども達の頭に、お釈迦様の方が残ることを念じて。

Photo ところでサンタさんの衣装は、赤がアメリカ、緑がデンマーク、緑のシャツとズボンに赤いマントがフィンランドです。私の衣装はその三者をミックスしたものです。本当は煙突を出入りするのですから、ノルウェーの黒または灰色が正しいようなので、娘に黒いサンタ衣装を発注しようかと考えています。(写真は2012年12月に来日したデンマークの公式サンタクロース=グリーンサンタ)

こんな具合に、いつもは楽しいサンタさんですが、今回は辛い半日でした。1ヶ月ほど前から始まった下腹部の痛みと腫れが強くなり、寒い中にもかかわらず、脂汗がにじみました。「前立腺ガンか膀胱ガンか? ガンの痛みだとすれば、もう末期だな……」などと思いつつ。

覚悟を決め、12月25日、近所の病院に駆け込みました。自治会役員の奥さんでもある看護婦さんに問答無用でパンツを下げられてショック。医者からは「年寄りの冷や水による鼠径(そけい)ヘルニア(=脱腸)です。手術するしかありません」とまたショック。冷や水の心当たりは多々ありますが、思わぬクリスマスプレゼントをもらってしまいました。

1月10日、紹介された大病院の予約がとれ、入院セット一式を背負って出かけました。「すぐにも手術をしてほしい」と願ったからです。しかし、1日中いろいろな検査を受けたあげく、「ヘルニアのほかに悪いところはないようです。あなたの手術は2月19日にします」と後回しにされ、下腹を押さえながらトボトボ帰ってきました。

お釈迦様への焼き餅なのか、イエス様からの試練はしばらく続きます。


« 2012年総選挙について | トップページ | 手術の話 »