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新田塚幼稚園(福井県福井市)の「インテリア感覚」と「お聴聞」

2012年01月18日(水)晴れ

Photo 8年ぶりに新田塚幼稚園(荒川周學理事長、荒川慈文園長)を訪ねた。物静かな理事長、福井私幼連のバンドでボーカルを受け持つ園長。対照的な親子だが、この二人が旅をするとインド人親子と間違われることが多いという。真宗本願寺派興行寺の住職でもあり、お釈迦様の教えを色濃く受け継いでいる証といえよう。

120118_3 そしてこのエキゾチックな親子は、年季の入ったタイガースファンでもある。かくいう私は非公式ながらマリーンズファンクラブ幕張本郷支部長である。8年前、「おたがい、いつもBクラスで、イライラすることもなくて気楽ですね」と同病相憐れんだが、あろうことか翌2005年、この両チームは日本シリーズで激突し、カモメ球団が4連勝で虎球団をちぎって投げた。

だから二人の顔を見るなり、「その節は愛想のないことをして申し訳ありませんでした」と頭を下げたが、二人は「何のこっちゃ、もう忘れた」という顔をしてくれた。7年間のしこりが氷解した。そんなタイガースの幼稚園だが、先生たちはトレーナーの腕に「がんばれ東北!イーグルス」のワッペンをつけ、被災地の復興支援に心を馳せていた。我が身の心の狭さを恥じいり、恐れ入ってしまった。

Photo_3 さて同園は、どこを見てもインテリア感覚にあふれた幼稚園である。自転車、椅子、ミルク缶などのガラクタを見つけてきては、色を塗ったり草木を添えて味わいのあるオブジェに生き返らせる。園長の好みで始めたものだが、先生方にもそのセンスが広がり、今や幼稚園全体が美術館の趣を湛えている。この光景と感覚が、子どもたちの体に知らず知らず染み込み、将来、有能なデザイナー、インテリアコーディネイターがたくさん輩出することと思う。

それより同園の教育でもっと肝心なことは、親鸞の教えにある「ご聴聞」だ。自分の心の声を素直に聞き、それを人にありのまま話すことである。複雑な心を持つ人間にとって、これは容易なことではないが、それを先生と子どもたち、そして保護者が実践し、日々、心を洗い清めているという。たまたま覗いた年長児のクラスでその一端を見ることができた。その内容は後日掲載の『月刊・私立幼稚園』記事を楽しみにしてもらいたい。

120118_2 いつのまにかお昼になり、三人で食事に出ることになった。ちょっと洒落た和食レストランに入り「これはけっこう高そうだな」と思ったが、このランチセットが880円だった。「福井県は幸福度が日本一高い県」とは聞いていたが、まさにそれを実感したランチだった。

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