小杉重雄と「喜寿祝賀会」と私幼外野席クラブ
2008年12月20日(土)
元・東京都私立幼稚園連合会事務局長で現在(株)ジャクパの監査役を務める小杉重雄さんは、私にとって大事なご意見番である。法大の先輩でもある。もう10年近く前になるが、小杉さんの奥さんから大量の背広を頂戴したという恩義もある。おかげで私は分不相応にみすぼらしくない格好ができている。
「うちの人が、『いらなくなった洋服をみんな片岡さんに送れ』って言っているんですけど本当にいいんですか?」と恐る恐る電話で訊いてきたときの声は今も忘れない。奥さんが亡くなる半月ほど前のことだった。
その三日後、わが家の玄関先に、玄関から入らないほど大きな段ボール箱が二つ届いた。中は背広上下が25着とコートが5着だった。どれもピエールカルダンなどのブランド誂え品だ。
しかし豚に真珠というか、私はその価値がわからず、「もらい物だから」と普段着にしていたら、「お父さん、これどれも最低10万円はする品物よ」と娘に言われて腰を抜かした。それ以来私が着る背広とコートのネームはどれも小杉と書いてある。何着かS.Kのイニシャルになっているが、これは自分と同じなので助かる。
その小杉さんが10月に77歳になったので、お馬鹿な仲間に呼びかけて、忘年会を兼ねた喜寿お祝い会をすることにした。
会場は小杉さんの地元、西武新宿線・久米川駅前の格安居酒屋「一休」。集まったのは写真の面々。幼稚園の現場にはいないが、体操、劇団、写真、編集、環境設備、事務局など外野席から私立幼稚園を応援する人々だ。
私はこの仲間を勝手に「幼稚園お馬鹿同盟」と呼んでいるが、「バカはあんただけだ。一緒にしないでくれ」と反発する人が多い。
「あんたは利口だ」と蔑まれるより、「お前はバカだ間抜けだ」と愛される方が心地よいと思うのだが、どうもその感覚が通用しないらしい。やむなく「私立幼稚園外野席クラブ」という看板も出しているが、野球と同じで外野とバカは裏表ということである。
「この写真を写したのは誰?」いいことを訊いてくれた。居酒屋「一休」の隣にあるキャバクラの呼び込み嬢である。そのカメラマンと記念撮影した小杉さんの表情がちょっと嬉しそうだ。
その後小杉さんが彼女と再会したかどうかは確認していないが、できれば寿命を縮めない程度に、そんな遊び心も持ち続けてもらいたいものだ。
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