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「亀戸餃子」と「浜松餃子」と「船橋屋久寿餅」

2008年6月5日(木)

思い出せば、2008年は中国の冷凍餃子で幕が開きました。

そんな餃子の話題で中学校(今はなき函館市立中央中学校)の同級生とメール談義をしているうちに、「餃子といえば宇都宮、亀戸、浜松だ。とりあえず集まりやすい亀戸で餃子を食べよう」ということになり、2008年4月12日(土)、42年前の中学生5人が、亀戸駅前の路地裏にある「亀戸餃子・本店」に出かけました。

Photo 亀戸餃子の創業は1953年。われわれと同じ年代で、その風格が何とも言えず素晴らしい。いずれ有形民俗文化財に指定されることでしょう。

焼き場を囲むコの字形のカウンターと狭い座敷があって、30人も入れば満員です。開店当時は列がトグロを巻いたそうですが、今も土日は列ができます。

だから座った人からいちいち注文なんぞ聞いていられない。メニューは一皿に5コ入って250円の餃子オンリー。その皿が座ると同時に目の前に出され、黙っていても食べ終わると次のお皿が出てきます。

1人二皿がノルマで、三皿目から追加注文になります。何を食べようかと悩むことがないので楽です。

それでも飲み物は水、ビール、日本酒、ウーロン茶、ジュースと5種類くらいあり、こちらはちょっと悩みますが、やはり餃子にはビールが一番合うと思います。

写真は左から函館・舛矢克恵、埼玉・川口洋子、船橋・古田豊、千葉・片岡進、静岡・杉村雄二。杉村くんの鼻に脱脂綿が入っているのは、昔のマドンナ二人に会って血がのぼったとのことでした。

Photo_7

その1週間後の5月18日(金)、浜松に出かける機会ができました。

浜松には亀戸餃子のような餃子専門店が約80店あり、シェアナンバーワンの餃子製造機メーカーがあり、浜松餃子学会という研究機関があり、同学会の調べによると、市民1人当たりの餃子消費量はダントツ日本一とのことです。

お茶にはうなぎパイ、ビールには餃子というのが浜松市民の生活パターンのようです。

丘陵地にそって建つ段々畑風園舎で知られる緑ヶ丘幼稚園(服部義正理事長&園長)を訪ねた後、駅周辺をさまよって餃子屋を探しました。

Photo_3 道行く人からお薦めを聞き、たどり着いたのが「むつぎく」という料亭のような看板を掲げた店でした。

聞いてみると実際、昔は芸者置屋さんだったそうで、その副業で餃子屋をやっているうちに、それが本業になったそうです。

浜松餃子の特長はキャベツが多いことで、それをグルリと丸く並Photo_4 べ、上にモヤシを載せます。皿から飛び出しそうになって運ばれる亀戸餃子に比べるとずっと上品です。

写真のお皿は16個入りで920円。こちらはほかにチャーハンや焼きそばもメニューにありましたが、残念ながら餃子だけでお腹いっぱいになりました。

さて話は戻りますが、亀戸といえば餃子のほかに「亀戸天神」と「船橋屋のくず餅」があります。くだんの元中学生5人も当然訪ねました。

船橋屋の店員の上品で丁寧な接客ぶりに感動してから天神様にお詣りしましたが、梅と藤の端境期で、境内には花影も人影もなく、たくさんの亀が泳いでいるだけでした。

そこで5月3日(土)、今度は息子とその嫁を誘って再びやってきました。

折しも藤棚は満開。観光バスが次々に横付けされ、うって変わって境内は押すな押すなの大混雑でした。

Photo_5 写真は見ればわかるかも知れませんが、左が息子の良介、右が嫁の千春さん。船橋屋でくず餅を食べているところです。

三人とも皿に残った黒蜜をきれいに嘗め上げる育ちの良さで、さすがの上品な店員さんも恐れ入ってくれました。

この後、亀戸餃子を食べ、カラオケでマイクを奪い合ったことは言うまでもありません。

一般の人は、こんな具合に亀戸といえば「餃子」「くず餅」「天神様」の三点セット思い出すわけですが、幼稚園関係者にとって思い出すのは、今は亡き亀戸幼稚園の山内昭道(やまのうち・しょうどう)園長です(右下の写真)。

001_3 大正6年、江東区を襲った大洪水の中で幼稚園を創設し、戦後は焼け野原の中でヨシズ張りの園舎から再建した、伝説の幼稚園経営者・山内勇仙氏の息子です。

その息子もまた豪快な人で、園長のかたわら、東京家政大学の教授、(財)幼少年教育研究所の理事長も務めるせわしい人でした。

そんなせわしい人と亀戸の町をブラブラ歩き、くず餅を食べ、街頭豆売りのピーナッツを食べ、亀戸餃子でビールを酌み交わしたことが懐かしく思い出されました。

亀戸幼稚園はもちろん今も健在で息子・一弘さんが後を継いでいます。幼稚園の畑では亀戸大根も栽培されています。


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